箱ティッシュザウルスの日記

本の感想をゆるく書いていきます。

すごい効率化 1日24時間を効率よく???

今年から大学生となり、新たな環境でのスタートは想像以上に忙しく、わからないことばかり。1日1日をせわしなく過ごしていた。

そんな時に本屋でこのタイトルが目に留まった。

 

すごい効率化 

最小の時間と労力で最大限の成果を出すための14日間

 

家庭と仕事の両立や、残業時間の多さが問題視され、近年注目を浴びているビジネスパーソンに向けて書かれた本だ。一日24時間という全員に与えられた条件の中で、どうしたら効率よく動き、無駄なことを省けるか、という具体的なメソッドが書かれている。

 

来年の留学に向けた英語の勉強や学校の課題、教養をつけるための読書などやりたいことがたくさんだ。そんな中で、この本を読んで今すぐ実践しようと思ったことをまずは紹介したい。ここでは大きく分けて2つ紹介する。

 

一つ目は見切り発車力をつけることだ。「まずはやってみる」ことが大切だと筆者は言う。完璧主義ではなく適当主義でまずは初めてみる。そしてやりながら改善点を見つけていくのだ。自分はもともと優柔不断で行動力がないと自負している。この本を読む前の1月、今年の目標は「たくさん失敗をする。」と決めた。行動力をつけたかったことが大きな理由の一つだ。そして、大学生になり自分一人でできることも増えた。民法改正による成人年齢引き下げによって成人とみなされることになった。そんな今だからこそ、そしてそんな今しかできない経験は山ほどあるはずだ。社会人になれば常に完璧を求められるだろう。失敗してもギリギリ許されるのが今の時期だとも思う。そんな経験の種をないがしろにしたくないというのが2つ目の理由だ。

 

 

お金の価値は日々変動するものだが、経験の価値は自分でいくらでも高められる。

 

と自分は考える。大学生である今持つ100万円と80歳になって年金で暮らしているときに持つ100万円は大きく価値が変わることは容易に想像できる。「今」というかけがえのない時間を無駄にしないためにもまずはやってみる。完璧な計画がなくても、成功するかどうかわからなくても、まずはやってみる。そして、改善、修正していけばいい。「まずは初めて見ること」と同じくらい大事なことはここにあると思う。自己分析し、改善点を見つけ、課題克服し、軌道修正していく。この作業の手を抜けば、勇気を出して始めたことが何も意味をなさない。

 

実際の例として、自分はこのブログを書き始めてみた。ブログの書き方なんてわかるわけないし、収益化の仕組みだってまだまだ不明瞭だ。本の感想だって、小学生の読書感想文以来だ。でも、始めてみた。毎日少しずつでも書いてみようと思う。文章力強化とタイピング練習も兼ねて。また、次に紹介することも来週には準備が整い次第始めるつもりだ。

 

 

二つ目は、時間の断捨離である。具体的には、スマホに反応しない、コンビニに行かない、キャッシュレス化、パソコン操作、入力をほぼ自動化することだ。具体例一つ一つ簡単に説明していこう。

 

まず、自分はスマホをいじっている無駄な時間が多すぎる。YouTube,Instagram,twitterなど。ついついいじってしまうが、それらの時間を読書や英単語練習に使いたい。最近、視力の衰えも感じてきているし、、、、、、、、

 

次にコンビニだ。小腹がすいたときについ軽食を買いに行ってしまう。これも前からこの時間無駄だなぁと感じていた。たかがコンビニ、たかが数十分だが、週に何回も行けば大きな時間ロスだ。鞄にカロリーメイトを常備しておくことで解決だ。

 

次にキャッシュレス。これは来週中にやる。なぜかって、クレジットカード作成に必要なマイナンバーカードが来週できるからだ。クレジットカードに合わせてPayPayを利用してもう財布は持ち歩かない。

 

そして、パソコン操作、入力のほぼ自動化を目指す。ブラインドタッチは毎日練習中で、ショートカットキーは背景画面に張り付け、慣れるまで慣らす。

 

少し宣言じみたことを書いたが、これも行動力を上げる一つの方法だと思う。宣言して自分を追い込めばやらざるを得なくなる。

 

 

そして最後に、少し疑問に思っていることも紹介したい。それは、即断即決、1秒で判断する癖をつけろ、というものだ。さらには、お昼ご飯の購入など毎日決まって行うものは、悩む時間が無駄であり、脳の労力の消費が激しいからあらかじめ決めておけ、というもの。これは少しやりすぎではないか、と思う。全く科学的根拠はないが、自分自身、何かについて時間をかけてよく悩んだり、今日のご飯は何にしよう、このメニューは栄養バランス大丈夫かな、と思考している時間は、生を実感するというか、人間しているな、と思う。

 

話はそれるが、自分が尊敬する方々が共通して伝えてくださることがある。

 

物事には良い面と悪い面が必ず存在する

 

ということだ。たしかに、判断力の高い人は仕事ができるという。判断が早ければ、様々な場面で生きてくるだろう。しかし、日常の中で自分の選択する行動を吟味し、良し悪しを考える時間も必要なのではないだろうか。これは食べたいけど体に悪いな、今日は天気が良くて外のベンチで食べるからこれが良いだろう、といった具合だ。この思考する行為が人間らしさとも言えるのでは無いだろうか。かといって、優柔不断な自分は判断力、行動力を高めたいと日ごろから考えている。言いたいのは、無駄を省くための即断即決の時間と物事を多方面から捉え思考する時間のバランスが重要だということだ。

 

日々の生活に効率化を求めた先に何があるのか。やりたいことができる自由な時間の創出だろうか。思考することをやめ、ルーティーンワークのように日々をこなすロボットみたいな生活だろうか。

 

 

日々の効率化にも良い面と悪い面が存在すると考える。

 

 

 

 

 

是非皆さんもこの本を読んで日々の効率化について吟味してほしい。